【社員ブログ】フェイスラボの森の仲間たち

水と緑が豊かなフェイスラボの森に集う仲間たちで交わされる日々の物語。 フェイスラボとは、化粧品・医薬部外品の受託製造(OEM)専門の製造工場です。

ほっとひと息。

      2017/03/21

いつかのブログで紹介されたサイクリングコースのゴール地点、ならここの湯をさらに登り越えた反対側のお話です(粟ケ岳標高532メートル)

 粟ケ岳の山の斜面にヒノキで茶文字が植林されています。

粟が岳.png
桜の名所でも知られていて、この付近の東山地区を徒歩やサイクリング、ツーリング、で散策する観光客も多いです。
(車で山頂まで行けますが、道が狭いので安全運転必至です。)
麓には静岡名産の茶畑が広がっており、茶文字の植林がある通りこの東山地区はお茶の栽培が盛んです。
何よりも、新緑時期、丁度今時は、緑一式のパノラマ風景が気分爽快です。

この地域周辺では山の斜面に生えている草(ススキやササ)を茶畑に敷くことによって、
茶の香りや味ががよくなることから、手間はかかりますが、茶農家の方々は草を刈り、草を茶畑の中に敷いているそうです。毎年草が刈り取られて山が整備されることにより、動植物の生態系も守られている
ということです。
この茶づくりにこだわる伝統が、日本から失われつつあった里山の草地の環境を守り続けている、ということでこの農法を茶草場農法として世界農業遺産にも認定されているそうです。

(世界農業遺産とは、社会や環境に適応しながら何世代にもわたり発達し、形づくられてきた農業上の土地利用、伝統的な農業とそれに関わって育まれた文化、景観、生物多様性に富んだ、世界的に重要な地域を次世代へ継承することを目的に、国連食糧農業機関(FAO)が2002年(平成14年)から開始したプログラム)

 静岡のお茶は世界でも認められているということですね。

これを維持存続してきた茶師の皆様の努力は簡単にマネできるものではありません。
私たちの工場も、世界につながる世代にまで受け継がれるものづくりをしていけるといいと思います。

そんな、お茶づくりが盛んな静岡でも
急須に茶葉をいれてお茶を飲む機会が減ってきているように思います。
急須に入れてのむ緑茶には
ガン予防、虫歯予防、ボケ防止、肥満防止、などなどあらゆる効能が認められるそうです。
近年では、緑茶うがいでインフルエンザ予防が期待できるとして、幼稚園や小学校ではインフルエンザピーク前から水筒を持参して緑茶うがいをしています。この効果なのかどうかはわかりませんが、日常から、急須で入れたお茶を飲んでいる、我が家の子供たちは、今までインフルエンザに感染したことはありません。

世の中便利になった分、
時間が短縮されて忙しさも増しています。
急須に茶葉をいれて、じっくりお茶を注ぎ
ホッとひと息する時間を大事にしたいなと思う、今日この頃です。
ちょっと年寄りチックになってますが、静岡にはいろんな煎茶を楽しめるお茶カフェもあります。

静岡にいらした際は、是非お立ち寄りくださいませ。

こちらの記事もおススメ!

 - 未分類