勉強したカマス
2017/02/27
今日は、全体朝礼の日です。
出社後、社員全員が集まり、全体朝礼を行います。 この中で、工場長の訓示があるのですが、今日のはなかなか心に残った内容でしたので、ちょっとここで紹介しちゃいます。
学習というと、新しい知識や経験を得て、自分にとってプラスになる。と思いがちですが、実は学習することによって自分にとってマイナスになることもあります。
例えば、海で泳ぐカマスという魚、口先が尖っていて、下あごが出ていて、イワシなどの魚を食べる魚です。 バラクーダとも言います。
このカマス、水槽に入れて一緒に餌の魚も泳がせておくと、餌の魚を捕まえるのですが、ちょっと意地悪して餌とカマスの間をガラスで仕切ってやります。 すると、しばらくはガラスの向こうに見える餌の魚に食いつこうとガラスにアタックするのですが、ガラスが邪魔で食べられないと分かると無駄な努力と理解して、そのうち諦めてしまうそうです。 これが学習ですよね。
次に、仕切りガラスをそっと抜き取ると、目の前に餌がいてもカマスは餌を捕ることをやめるそうです。 これがマイナスの行動であり、マイナスの学習です。 諦めの学習ですよね。 日本のことわざで、『出る杭は打たれる』とありますが、何度も打たれていれば、生きのいい優秀な人も諦めの気持ちになってきます。 こうなると人も企業も成長しません。
これを打開するには...。
海から捕ってきた生きのいいカマスをこの水槽に入れると、生きのいいカマスは餌を捕まえるので、周りのカマスも再び餌を捕り始めるそうです。 成功者の姿を認めて、再びやる気を出す。なんだか、社会の構図と似ています。 特に、若者は頭が柔らかい分、吸収が早く、マイナスの学習もしやすいので、気をつけないといけませんよね。
ところで、実年という世代でしょうか。 この年代は打たれても本当に挫けませんよね。 打たれても打たれても這い上がってくる。 ちょっと泥臭いですけど、若者も真似てほしいところです。
まぁ、時には諦めを学習して欲しいときもありますが...。 あなたのソバにも居ませんか? さむい駄洒落でその場が凍り付いても、また懲りずに一言。