落ち着きのないエレベータ
2017/02/27
先日、小京都・金沢へ旅行に行ってきました。
素敵な町で、観光名所はほとんど自転車かバスで回りきれるほど
小さくまとまっているのですが、それが返って「小京都」という感じで
良い雰囲気を醸し出していました。
季節外れでしたので、今度行く時は、秋か冬がいいのかな。と
思ったしだいです。
ところで、宿泊したホテルでの事ですが、
エレベータがちょっと変わった動きをするんです。
ホテルロビーから地下の駐車場へ行こうと下向きのボタンを押したところ、
ピンポーンと3台のエレベータのうち、1台が下方向のランプを
点灯させたのですが、
少し待っていると、突然、別のエレベータがピンポーンと鳴って、
下向きのランプが点滅して、エレベータの扉が開いたんです。
突然のことでビックリ!
もちろん?! 今まで点いていたエレベータのランプも点灯しているんです。
慌てて乗り込んだのですが、
すでに待っている間に来ていた別の方がエレベータを呼ぶ上向きのボタンを
押していたんですね。
そのせいか、そのエレベータは開くと同時に上向きのランプも点灯させたのです。
待っている人達皆びっくり。
でも、先に下向きのランプが点灯して私が乗り込んだので、皆さん
乗り込むのを止めたんです。
ところが、私が乗り込んで地下1階のボタンを押して扉が閉じると同時に、
また開いて、今度はエレベータの中のランプも上向きが点灯したんです。
仕方ないので、私はエレベータの外に出たのですが、
待っていた人達はビックリ!!
下に行くと思っていたエレベータが閉じてすぐ上向きになって、
また開いたんですから。
これはちょっと極端だったかもしれませんが、
このエレベータは終始こんな感じでいつも奇妙な感じを
受けていました。
エレベータの仕組みはよく分かりませんが、
こんな動きをするエレベータに乗ったのは初めてのこと。
どうやら、ボタンを押した直後にランプが点灯するエレベータが
開くという訳ではなく、最終的には最も近いエレベータが開いている
様子です。
でも、これでは最初に点灯するランプの意味がない気がするんですが...?!
以前、TVで観たエレベータでは、最も近いエレベータではなく、
複数台のエレベータが各階に偏りなく分散するように
コンピュータで制御されているそうです。
一番近いエレベータがすぐに移動して乗せる方が早いように思えるのですが、
この方式の方が宿泊者全体にとっての平均待ち時間が短縮されるそうです。
『全体最適化』、というのでしょうか。
こういう考えは重要ですよね。
実は、会社にも同じ様な仕組みがあるような気がします。
目の前の仕事を手早くこなす仕組みが、実は工場全体としては
遅くする仕組みだったりする....という事ありそうですね。