アベノミクス3本目の矢
2017/03/21
アベノミクスというと、金融政策の量的緩和などが良く知られていると思いますが、実は3つ目の矢=成長戦略の中に規制改革の一つとして「健康食品の機能性表示の解禁」という項目もあるんです。
今の日本では、フェイスラボでも製造しているいわゆるサプリメントの多くは、「体重が減る。」とか「免疫力が向上する。」などの機能性表示をすることが出来ないんです。
最近注目が集まっている「トクホ」は、莫大な費用と医薬品と同じくらいの審査期間が必要で、中小企業が参入するにはハードルが高すぎるんです。
そこで安倍総理は、
『健康食品の機能性表示を、解禁いたします。国民が自らの健康を自ら守る。そのためには、適確な情報が提供されなければならない。当然のことです。
現在は、国から「トクホ」の認定を受けなければ、「強い骨をつくる」といった効果を商品に記載できません。お金も、時間も、かかります。とりわけ中小企業・小規模事業者には、チャンスが事実上閉ざされていると言ってもよいでしょう。
アメリカでは、国の認定を受けていないことをしっかりと明記すれば、商品に機能性表示を行うことができます。国へは事後に届出をするだけでよいのです』
とスピーチしたんです。
これに基づいて、規制改革実施計画が閣議決定され、消費者庁で、「食品の新たな機能性表示制度に関する検討会」がこれまでに2回開催されました。ここでは、米国のサプリメント制度やEUの制度を参考に
消費者の誤認を招かない、自主的かつ合理的な商品選択に資する表示制度」を創るという基本的概念にして検討が進められています。
具体的にどのような制度になったとしても、規制改革・規制緩和となるということは企業の責任の基に機能性表示をすることになるでしょう。
健康食品の機能が、わかりやすい表示が出来るようになり消費者はもちろん、お医者様にも理解されるようになることを願います。