【社員ブログ】フェイスラボの森の仲間たち

水と緑が豊かなフェイスラボの森に集う仲間たちで交わされる日々の物語。 フェイスラボとは、化粧品・医薬部外品の受託製造(OEM)専門の製造工場です。

オリンピックのメダル数 国外開催では過去最高!     ?!

   

先日、冬季ソチ・オリンピックが閉幕しました。 選手の方々、お疲れ様です。 応援に行かれた方々もお疲れ様でした。 そして、徹夜でTVの前で観戦していた皆様も、大変お疲れ様でした。

6日(現地)から始まった17日間の長い大会期間も、終わってみればアッという間、開会式も昨日のように感じています。 

ミーハーな私は、スキージャンプやフィギュアスケートに興味も期待もあり、夜中TVの前でわくわく・どきどきしながら観ていました。

オリンピックは4年に一度しかチャンスが巡ってこない大きな大会です。 競技スポーツの適齢期は15歳くらいから25歳くらいまででしょうか。 10年間の競技人生のうち、たった2回しかチャンスが巡ってこない大会です。 中には、自分のピークとうまく重ならず、涙を流した選手も多くいると思います。 この大会に出場する事は、それだけでも素晴らしいことであり、選手にとっては念願の夢であり、誇りであり、そして世界中の誰からも注目される大会になったのでしょう。

だからこそ、普段関心をもたないスポーツにも、見たことも聞いたこともないような種目にも、日本人が参加していると聞くと、ついつい見て応援したくなってしまうんですよね。

私などは「カーリング」という競技を長野オリンピック大会まで聞いたことも見たこともありませんした。 今でも、ルールがよく分かりません。

『VS嵐』 なら分かるのですが...。

でも、あの真剣な眼差しとブラシで氷上を磨く姿、静まり返った会場に響く声。 これを生放送で観てしまうと、いつの間にか選手の活躍に共感して感動してしまった記憶があります。

ところで、今回のオリンピックでは8個(金1、銀4、銅3)のメダルを獲得したそうです。 国外で開催された冬季オリンピックでは、過去最高!とのことです。 おめでとうございます! ちなみに、過去最高は長野オリンピックの10個(金5、銀1、銅4)です。 素晴らしい!! 今回もこれに劣らず偉業達成!のような報道がされています。

でも、しばらくすると、報道のあり方に違和感を感じました。
というのも、メダル数は国外大会では過去最高でも、競技数も過去最高に増えており(今回も10種目追加)、派遣選手数も113人とこちらも過去最高です。 「何」に対して賞賛しているか? 数なのか、効率なのか。 比較する相手は、他国なのか、自国の過去なのか...。

ちなみに、最も効率良くメダルを獲得したのは、選手63人でメダル7個を獲得したアルベールビル大会です。

大会閉幕後に獲得メダル数を発表して「過去最高」などで自画自賛するのは、オリンピックが国威発揚のために利用されていた過去の時代の流れを汲むようで、なんだか釈然としません。

日本は先進国入りしましたし、少子高齢化・デフレーションという、世界に先駆けた次の段階に入っています。 国威発揚のために、お金をかけて選手を育て、大選手団を送り込み、他国とメダル数を争う。というのとはまた違う次元で考え、歩まなければならない時期に来ているのではないでしょうか...。

ちなみに、今回私が最も応援していた選手は、葛西紀明選手(41歳)と鈴木明子選手(28歳)でした。 最年長と遅咲きの苦労人です。 メダルの数や色ではなく、選手の背景にある物語が素晴らしいと思ったしだいです。 もっとTVで、彼らの物語を紹介して欲しかったな...。と思いました。

人生80年。 20歳から65歳まで働いたら45年間。 人生の半分以上。

仕事は、競技スポーツに比べると遥かに長く、チャンスも豊富にあります。

フェイスラボも、定年まで活躍できて、遅咲きでもがんばった人が報われる会社にしてゆければいいなと思っています。

 開催年  開催地 選手数  獲得メダル数 
2014年   ソチ  113人  8個(金1、銀4、銅3)
 2010年  バンクーバー  94人  5個(   銀3、銅2)
 2006年  トリノ  112人  1個(金1、     )
 2002年  ソルトレイクシティ  109人  2個(   銀1、銅1)
 1998年 長野   166人  10個(金5、銀1、銅4)
 1994年  リレハンメル  110人  5個(金1、銀2、銅2)
 1992年  アルベールビル  63人  7個(金1、銀2、銅4)
 1988年  カルガリー  48人  1個(      銅1)
 1984年  サラエボ  39人  1個(   銀1   )
 1980年 レークプラシッド   50人  1個(   銀1   )
 1976年  インスブルック  57人  0個
 1972年  札幌  90人  3個(金1、銀1、銅1)
1968年   グルノーブル  78人  0個
 1964年  インスブルック  48人  0個
 1960年  スコーバレー  41人  0個
 1956年  コンティナダンペッツォ  10人  1個(   銀1   )
 1952年  オスロ  13人  0個
 1948年  サンモリッツ    
 1936年  ガルミッシュ  34人  0個
 1932年  レークブラシッド  17人  0個
 1928年  サンモリッツ  6人  0個
 1924年  シャモニー・モンブラン    

こちらの記事もおススメ!

 - 未分類