天竜杉
2016/02/17
静岡の浜松にある(株)フジイチという天竜杉の植林から製材まで
行っている工場に見学に行ってきました。
この会社では室町時代から植林を行ってきたそうです。
敷地内には伐採された杉やヒノキがゴロゴロとあり、切り口には木の太さを示す
数字が表示されていました。
切り口をよく見ると、木の中心から外に向かって年輪の幅が狭くなっていました。
植林された木は、間をあけて植林されるため最初は成長が早く
木が太くなるにつれ間が狭くなるため徐々に成長が遅くなるのだとか。
私は全く知らなかったのですが、
木は生えている段階では含水率が180%以上あり、切断したあとでも120%以上あるとのこと。
木の生えていた場所や水分量の多い少ないの見分け方は、切断面でわかるそうで
中心が黒いほど含水率が高く水辺の近くに生えていたもの。
含水率が高いほど加工に時間がかかるため、製材工場では好まれないんだとか。
伐採された木は、巨大な鉛筆削り機のような機械に流され
皮を剥がされていきます。剥がされたばかりの木は水分をまだ含んでいるため
ビッショビショでした。
そのご長さ7mもあるカッター刃の回転する切断機に通され、約半年ほど自然乾燥し
既定の水分量に乾燥させ建築材として出荷されていくそうです。
木のいい香りが漂いなかなかおもしろい見学でした。
次は木の伐採体験に行ってみたいと思っています。
宣伝ですが、
友達がやっている居酒屋が、とびっきり静岡のとびっきり食堂というコーナーで1位を獲得したため帰りがけに久しぶりに行ってきました。
愛の駅周辺に行かれた際は是非!